伊吹山もりびとの会
4月の自然観察会レポート
令和5年(2023)4月23日(日)開催

弥高寺本坊跡地での観察風景

参加者  21名(会員9名、非会員12名)
観察コース  悉知院前駐車場 → 弥高尾根林道 → 弥高寺本坊跡(昼食) → 周辺で観察 → 弥高尾根林道 → 悉知院前駐車場 → 伊吹山麓・三島池周辺   
今年最初の伊吹山自然観察会は好天に恵まれ、伊吹山に隣接する弥高尾根で予定どおり実施しました。今年は植物の開花が異常に早く、ターゲットにしていました2種のスミレのうち何とかアケボノスミレ1株を観察できました。
       
  
  
 参加者21名は伊吹薬草の里文化センターに集合し、会員5台の車に分乗して悉知院前の登山者用駐車場に駐車して観察をスタートしました。カキドウシとシャガの群生が見られ、ハクサンハタザオやミヤマハコベが咲く林道に入ると沿道には各種のスミレが咲いていました。タチツボスミレ、ニョイスミレ、コタチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ。同種のキランソウ、タチキランソウ、ツクバキンモンソウも咲いていました。久しぶりにヒメハギに出会うことができました。また、ウワミズザクラ、ヤマザクラ、クロモジ、シロモジ、アオダモ、ミツバウツギの花の咲く木とブナ、ホウノキ、アズキナシ、ウラジロノキ、ツリバナ等々たくさんの樹木も観察できました。
 出発して2時間半かかって弥高寺本坊跡地に着き、ちょうどお昼になりましたのでランチタイムにしました。跡地周辺には前述のスミレの他フイリフモトスミレ、フデリンドウ、ミツバツチグリが観察でき、食後さらに奥地周辺でターゲットのスミレを探しました。今年は異常に早い開花のため、何とか終盤のアケボノスミレ1株は見つかりましたが、ヒゴスミレはすべて終わっていました。
  
 
                    昼食後撮った参加者全員集合写真
  

  
帰路は登ってきた林道を戻りました。下山後まだ時間が少しありましたので、希望者のみで伊吹山麓1カ所と三島池周辺を散策しました。満開のホタルカズラと咲き始めのギンランが観察できました。
                                      

        弥高尾根林道と弥高寺本坊跡周辺で観察した花