伊吹山もりびとの会
7月の自然観察会レポート
令和5年(2023)7月17日(月)開催

西登山道での観察風景

参加者  17名(会員7名、非会員10名)
観察コース  8合目駐車場 → 西登山道 → 琵琶湖展望台 → 山頂広場(昼食) → 三角点周回 → 中央登山道 → 8合目駐車場   
 今年3回目の自然観察会は当初計画では3合目でユウスゲ等夏の花々の観察を楽しむ予定でしたが、直前に起こった正面登山道崩落で登山口からの入山が禁止となり、急遽通行可能なドライブウェイを利用し、8合目駐車場から山頂周回する何時もの観察会コースに変更しました。それでも17名のたくさんの参加者となりました。
       
  
         御嶽山を望む                   琵琶湖に浮かぶ竹生島

 幸いお天気には恵まれ、駐車場から白山は見えませんでしたが、御嶽山は望めました。北琵琶湖に浮かぶ竹生島も綺麗でした。この日、下界の温度は35度の猛暑との予報でしたが、伊吹山山頂は少し暑さが和らぎました。


午前の観察風景
  

  

 参加者17名は会員の車4台に分乗して8合目駐車場へ。西登山道からゆっくりと観察スタートしました。6月斜面を占領して咲いていましたクサタチバナの花はすっかり終わり、代わって8月後半に大群落となるサラシナショウマが花穂をのばしていました。今年も圧巻の風景が見られそうです。その他の夏の花は今年も少し寂しい感じでしたが、種類としてはこの時期の花はすべて観察できました。会で管理させてもらっていますシモツケソウ再生地の花々も間もなく最盛期を迎えそうで蕾がふくらんでいました。途中寄った琵琶湖展望台からは、沖の白石以外の3島ははっきりと見ることができ、眺望を楽しむことができました。

  
                 昼食後撮った参加者全員集合写真
 
 ちょうど山頂でお昼となり、ランチタイムにしました。午後は全員の集合写真を撮ったのち三角点を周回して中央登山道を下るコースで観察しました。駐車場へ下山後もシカの食害の影響を受けない側壁に咲いているたくさんの花を観察して終了となりました。


午後の観察風景
  

   
                                      

          観察した花々10種

  
         カワラナデシコ                   キンバイソウ

  
          キヌタソウ                     キオン

  
         ウツボグサ                     ヒメフウロ

  
         シモツケ                       イブキフウロ

  
       キバナノレンリソウ                   クガイソウ